来週の月曜日の80年代レコード放出セール作業ルームから。その4。
ネオアコからビートパンクまで。これも青春。あれも青春。
セール品うちあけ話第四夜の今日は、放出品の中から青春音楽の名盤たちを選りすぐってご紹介したいと思います。
今夜もひとつお付き合いくださいませ。
ORANGE JUICE / YOU CAN’T HIDE YOUR LOVE FOREVER [USED LP/UK]
ご存知80年代英国青春音楽の金字塔。
改めて聴いて思ったけどやっぱめちゃくちゃいいアルバムだよなー。
“you can’t hide your love forever”ってアルバムタイトルからして最高じゃないかい。
これって何か有名な小説の一節だったりするのかな。
UKオリジナル盤で放出します。この機会に是非。
THE BORDER BOYS / TRIBUTE [USED 12inch/EU]
フランスのビーチビーイズ狂、ルイ・フィリップの青春の1ページを切り取った名盤。
このミッキージャケのせいでオリジナル・アートワークでの復刻は永遠に無理、らしいです。
夏の終わりに聴く”when the party is over”は切ないのぉ。。。
♪when the party is over
[audio:http://coconutsdisk.com/kichijoji/wp-content/uploads/2011/09/916whenthepartyisover.mp3|titles=♪when the party is over]
カーネーション / YOUNG WISE MEN [USED LP/JPN]
’88年の記念すべき1stアルバム。
この頃の彼らは、アメリカにはフィーリーズ。イギリスにはモノクローム・セット。そして日本にはカーネーション!て感じのヒネクレ・ギターバンドで最高です。
「ビーチで写真」「恋は底ぬけ」「ハンバーガーですね」「きっとイクよ」「ごきげんいかが工場長」など、曲名からも匂ってくるヘンタイさが、信用できる感じ。
♪young wise men
[audio:http://coconutsdisk.com/kichijoji/wp-content/uploads/2011/09/916youngwisemen.mp3|titles=♪young wise men]
THE CURE / IN BETWEEN DAYS [USED 12inch/UK]
奇妙で・暗くて・でも、めちゃくちゃポップ!といったらこのバンド!
このメロディーとこの歌声。涙腺を直撃してきて辛い。ウィズアウト、ユー。。。
THE SMITHS / WILLIAM,IT WAS REALLY NOTHING [USED 12inch/UK]
で、やっぱりスミス。
傑作揃いのスミスのシングルの中でも最も蒼くて・切なくて・疾走してるのがこの1枚。
あっという間に終わっちゃう生き急いでる感も泣けます。
カップリングの”Please Please Please Let Me Get What I Want”も同様に。
ザ・ブルーハーツ / TRAIN-TRAIN [USED 7inch/JPN]
日本のスミスは誰だろう。やっぱブルーハーツかな。
比較的見かけない大ヒット曲のアナログ7インチシングル。このシングル、両面ともにマーシー曲なんですね。(B面はアルバム未収録)
付属の歌詞カードもマーシーの手書き。
で、歌詞のあとに「突然、僕はそこで一人ボッチだった。僕の友達のホリー・バーバリアンが僕をそこに置き去りにしたのだ」…
なんていうマーシー作の散文詩が書いてあって。マーシーの真性ネオアコ魂が爆発してて最高!!
ザ・コレクターズ / WELCOME TO THE FLOWER FIELDS AND THE MUSHUROOM KINGDOM [USED 10inch/JPN]
そしてバンドの出自などから考えても(加藤ひさしはブルーハーツのベーシストとして誘われたんだし!)ブルーハーツとは双子の兄弟のような位置だった気がするコレクターズのMINT SOUNDからリリースされたインディー盤。
80年代ジャパニーズ・モッズ~サイケポップの名盤。と、同時にレイト80s日本の青春音楽の名盤でもあると思います。
雨降りの水曜日には博物館へ恐竜に会いに行くんだ、なんて歌を書く加藤ひさしとモリッシーが僕にはダブって見えます。
今回、出荷時に付いていた薄い外ビニールも完備の美品にて放出いたします!
♪夢見る君と僕
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The ピーズ / グレイテスト・ヒッツ Vol.2 [USED LP/JPN]
ブルーハーツに対抗できた唯一のビートパンク・バンドがピーズ。
いきなり2枚同時発売、という破格さ(この手法は後に銀杏BOYZ→神聖かまってちゃんへ受け継がれます)にしびれるデビューアルバムのVOL.2の方。
VOL.1かVOL.2かで言ったら僕はこのVOL.2の方が好きで。
なんでかって言ったらラストに入ってる”階段”という曲が死ぬほど好きだからです。
で、この”階段”。歌詞に「ステフはだれかと消えたけど」なんて一節があったりしてネオモッズ映画『さらば青春の光』からの影響大なんです。
しかも作詞を担当したのが現ファイヤースターターのサミー氏!なんだそうで。
2代目ドラマーのウガンダ氏が後にTweezersのドラマーになったりとか、ピーズとジャパニーズガレージシーンとは不思議な繋がりがあるんですよね。
この辺、とっても興味をそそられます。もっといろいろ知りたいですね。
♪階段
[audio:http://coconutsdisk.com/kichijoji/wp-content/uploads/2011/09/916kaidan.mp3|titles=♪階段]
…と、ここまでしれっと書いてきましたが重要なのがコレ、なんとなんと!アナログLPなんです!!!!!!!
まさに奇跡!!!!よくぞ出しておいてくれました。ビクターさんありがとう!
ジャケ、でっかいよ!歌詞カード、でっかいよ!!うわああああああい!!!!
フリッパーズ・ギター / 海へ行くつもりじゃなかった [USED LP/JPN]
フリッパーズもデビューはギリギリ80年代、なんですよね。
毎週観てた「イカ天」の放送枠の中でこの1stアルバムのTVスポットが流れてたのを鮮烈に記憶してます。
レアなアナログ盤、今回は出荷時に付いていた薄い外ビニール付・しかもおそらく未使用品にて放出いたします!
内容についてはもう、何も書く必要もないですよね。