V.A. / NUGGETS Volume Four:POP part two [USED LP/US] 1200円
ナゲッツといえばガレージパンクという概念の発祥となった事で有名な金字塔的傑作オムニバスですが、これは80年代にライノが拡大解釈・シリーズ化してリリースしてたもの。
ライノ版ナゲッツは、各ヴォリュームごとにパンク編とかフォークロック編とかテーマ別になってて、ガレージだけじゃなく広くミッド・シックスティーズのアメリカンビートポップシーンを俯瞰できる素晴らしいシリーズでした。
勿論全てのヴォリュームを愛聴したけど、中でも何度も何度も聴いたのがこのvol.4、ポップ編のパート2。
針を落として流れてきたA-1、メリーゴーランドの超名曲”Live”に、まずノックアウト。
ああ、この世には僕が知らないいい曲がたくさんあるんだな、そしてそれをもっともっと聴いてみたい。聴くぞ!と心に誓ったその瞬間に僕のレコード人生が始まった、気がします。
それ以来僕のポップスの好みの核であり続けてる重要な1枚です。
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2008年から10年経ちましたがそのときとまったく思いは変わっていません。
むしろより重要に感じられます。ソフトロック、とか、サンシャインポップ、という言葉では零れ落ちてしまう気がするいくつかの60年代中後期のアメリカンポップ音楽をまとめて掬い上げてるレコードって結局これしかないんじゃないかなあ。 live / merry-go-round