2019/4/29 月曜日

初期の少年ナイフのレコード

少年ナイフ / BURNING FARM ('83) [USED 8
少年ナイフ / BURNING FARM (’83) [USED 8″LP/JPN] 4800円
日本が世界に誇る偉大なるバンド、少年ナイフが<zero records>よりリリースした記念すべきファーストアルバム。
レインコーツやヴァセリンズの大ファンだったカート・コバーンがこのアルバムをこよなく愛した、というのはとてもよく判る気がします。レインコーツやヤングマーブルジャイアンツあたりを起点として80年代中期のアノラックや同時期アメリカのビートハプニングなどその後の<K>レーベルのバンドたちが持っていた感覚=フツーの人によるフツーの顔したオルタナティヴ、とでも呼ぶべき感覚をこの日本でも時を同じくして放っていた数少ない人たち、なんだ。

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一曲目「ミラクルズ」からもう、KOされてしまいます。なんかちょっとヒーローものが根底にある感じ。この感じ、ダウンタウンとかにも感じる、ぼくの思う「大阪」っぽさなんだよなあ。

ぼくが初めて少年ナイフを聴いたのはモーリー・ロバートソンが90年代初期にやっていたラジオ番組でかかった「象のパオパオ」でした。本気なのかふざけてるのかわからない感じが子供心にちょっとコワくて強烈な印象がありました。余談ですがジョン・ゾーンとかもそのラジオ番組で初めて聴いたっけ。
象のパオパオ

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少年ナイフ / 山のアッちゃん。('84) [USED 8
少年ナイフ / 山のアッちゃん。(’84) [USED 8″LP/JPN] 4800円
同じく<zero records>リリースの2ndアルバム。
前作に引き続き8インチサイズのレコード。こうしたちょっと珍しいサイズのレコードって80年代インディーズの香り満点でたまらないですよね。

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少年ナイフフリークのひとり、甲本ヒロトさんがカヴァーしていた「エルマー・エレベーター」はこのアルバムに収録されています。
「Chinese Song」なんて、『はしけ』の頃のシャムキャッツに直結するような音。これは今気がついて嬉しくなってしまった。初期の少年ナイフからシャムキャッツ『はしけ』を考えてみる、というのもまた面白そうですね。
chinese song

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Filed under: 入荷[used] — coconutsdisk kichijoji @ 18:54:42

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