COCONUTS DISK KICHIJOJI

真島昌利 / ロックンロール・レコーダー (’22) [NEW BOOK/JPN] 3080円

昨年末の告知から指折り数えて待っていたマーシーの本、ついに到着です。
この表紙に写るマーシーの表情みてよ（中段左）
こっちまで嬉しくなってくる！
ああ、もう、たまらない。

小学6年生のときに友達の部屋でビートルズを聴いてから始まる音楽ファン真島昌利のストーリー。
一緒にするつもりは毛頭ないんだけどぼくも同じように小5のときにビートルズにやられて気がついたらこうしてレコード屋やっていたというクチなのでとても親近感。深夜にやったタモリさんが司会の音楽特番で初めて動くビートルズを見たときには興奮して叫んじゃったし（隣の部屋で寝ていた父にどうした？と心配された）
ああ、もう、たまらない。

ビートルズショックから50’sロックンロールに、リバプールサウンドを経てブリティッシュビートへとどんどんのめりこんで行く感じ、ワクワクしてきます。どんな風にレコードを手に入れていたかも併せて70年代当時の感覚が知れるのも嬉しい。掲載されている（オールカラーだ！）レコードジャケットは全てマーシーの私物との事で、当時聴いていたであろう国内盤が中心なのもいいんだ。オリジナル盤とかじゃなくてね。
ああ、もう、たまらない。

なんていい本なんだろう。
うちみたいなレコード屋には常においておきたい本です。
なので末永くおいておこうと思います。
ぜひ手にとってみてください。

すばらしか / すばらしき (’22) [NEW LP/JPN] 3300円

我らがすばらしかの2ndアルバムが出た。フィジカルはアナログ盤だけだってさ、イエー。

SIDE A
1.君の文字
2.生きてる
3.ブギ男のブギー
4.電子レンジ
5.どうかしてるぜ

SIDE B
1.愛してくんない
2.リサ
3.M BLUES
4.バラード
5.旅路

いやー痛快。ロックは痛快なんだよ。未来を感じるね。ざまーみろだ。

銀杏BOYZ / GOD SAVE THE わーるど (’21) [NEW 12inch/JPN] 1980円
アルバム『ねえみんな大好きだよ』の中でも屈指のいい曲が12インチカット。嬉しい。
アナログのみだってさ。嬉しい。

ああレコードってなんてかわいいのでしょう！
というか、この作品、峯田和伸にとってのかわいいものをつめこんだってことなんでしょう？
手で触れて、ジャケから盤を出して、歌詞カード見た瞬間わかったよ！

B面は広末涼子名曲のバンドカヴァー。最高最高最高！
これぞキラキラギターポップ。心の底からキラキラしている人の歌声。

マドベ / madobe 1&2 (’21) [NEW EP/JPN] 1100円

今年の夏の終わりに入荷して文字通り瞬殺即完売してしまったマドベの7インチがアンコールプレスされました祝

マドベ / madobe 1&2
7"
入荷しました。

岡山の最高バンド、マドベの2枚の自主CD-Rを2in1収録でアナログ化！
涙出るくらいに最高な4曲！最高最高最高！！ココ吉9月のマストアイテムはこれです。絶対絶対絶対おすすめ！#マドベ pic.twitter.com/ZxfhzNAuYJ

— ココナッツディスク吉祥寺店y (@ccnd_kichijoji) September 3, 2021

A面には1st CD-Rの2曲「リズム」「海が見たいと君が言って」を収録。

B面には2nd CD-Rの2曲「キラキラ！」「えりあし」を収録。
4曲ともどれもめちゃくちゃいい曲。なんだかクセになるメロディーと歌声。
ついつい繰り返し聴いてしまいます。

33回転の7インチEPってどうしても音圧が低くなってしまうのであまり好きじゃないんですけど、このマドベのレコードはどういうわけか音圧バッチリなんですよね。最高です。
そして今どきありえないナイスプライス1000円！！！これも最高。＜PASSiON RECORDS＞さんの心意気に大拍手です。

2021年のココ吉7インチ大賞は間違いなくこのレコード。
いろいろあった(無かった)2021年の締めくくりにあなたも一枚、ぜひ。

PIZZICATO FIVE / 東京の合唱 (’21) [NEW 7inch/JPN] 1980円
2019年のレコードの日に出たボックスセットの続き、のような一枚が出ました。
なんでこの名曲が収録されないんだろ、きっと10インチが存在するからだな、とは思っていたものの、でもやっぱりこうして7インチになって目の前にあると嬉しいですね！

音はもう間違いないです。あの7インチボックスでも感じた60年代のアナログ7インチの良さを現代によみがえらせた様なたまらない音質が引き続きこの盤でも味わえます。たまりません。

B面は「プレイボーイ・プレイガール」。
そうか、これもボックス未収録だったんでした。
コロムビア後期ピチカート屈指のパーティチューン。7インチで聴いてこそ。

＊　＊　＊

10年以上も前の大晦日、友人が作ってくれたミックスCDに入っていたこの曲の
「世の中のニュースは悪いことばかりでやになっちゃうけど」
で始まるユウザロックのラップとその後に歌われる歌詞を聴いて泣きそうになってしまってからこの曲こそピチカート・ファイヴの代表曲だと考えてきました。
最高の音質のアナログ盤で聴けることが最高に嬉しいです。

誰だっていつかは死ぬけど/なんにも怖くはないけど
天国にいけるかな
ときどき嘘はついたけど/悪いことはしてないし
きみにいった嘘なら/いつだってすぐにバレてたよね
天国にいけるかな
幸せに死ねるかな
そいつは誰にもわからない/本当に誰にもわからない
だから今日もだから今日も恋をしようよ