シャムキャッツ / Friends Again このままがいいね [analog]
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シャムキャッツ / Friends Again [NEW LP/JPN] 2778円
この日を待ってたんだよ、2017年のシャムキャッツの名盤をLPで手にする日をさ!
’あの’家のジャケットがデカいLPサイズになっているのをこうして目の当たりにすると想像以上の感動がありました。大好きなんだよこのジャケ。LPになったらさらに「地味ながらも確実に一定の人たちにずっとずっと愛され続けている作品」感が強まって(注:褒めてます)たまらないな。
SIDE A
1.花草
2.Funny Face
3.Four O’clock Flower
4.Travel Agency
5.Coyote
SIDE B
1.Hope
2.October Scarf
3.Reviera
4.Lemon
5.台北
6.31 Blues
片面にたっぷり5~6曲づつ入った1枚組レコード。2枚組にならないように頑張ってくれたみたいで重度の1LPフリークのワタシは嬉しい。そしてこの鮮やかなグリーンカラーヴァイナル見てください。素晴らしい発色。内容に本当に似合っています。
CDとは別デザインのこの裏ジャケが最高。というかちょっと感動しちゃったんですよ。このアルバムはネオアコだ!という宣言にぼくには見えて。最高!
* * *
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シャムキャッツ / このままがいいね [NEW 7inch/JPN] 1389円
そして同時発売でこの配信シングルが今年1月のCDに続いてアナログ7インチでも登場です。これも待ってました!
SIDE A : このままがいいね
SIDE B : このままがいいね-karaoke
B面には今回初登場となったカラオケヴァージョン。歌無しで聴くのもなかなかカッチョいいです。アコースティック・ダンス・ポップ!
そして、盤面こちらは透明ヴァイナル(君たち、カラーヴァイナル好きだねえ)
レーベル面にはCDの裏ジャケに使用された写真のアナザーテイクがあしらわれていて。こういうのちょっと嬉しいですよね。
裏ジャケはCDとはまた違ったデザイン。いいエメラルドグリーンだ。
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シャムキャッツが昨年作った『Friends Again』と『このままがいいね』という2つの作品を今またこうして改めてアナログ盤で続けて聴いていたら、2017年のシャムキャッツは日本語のネオアコをもう一度別の角度から辿りなおしていた/やり直していた、のかもなあ、なんて思ってしまいました。
『Friends Again』は’82~’85年くらいの感じ、特にネオアコ第2世代と言われていたようなFantastic SomethingやBluebells、Friends Again(あ!)みたいなバンドの音を日本語でやったらどうだったのか。
『このままがいいね』は’88年~’90年くらいの感じ。Stone Rosesの登場でインディギターポップバンドが続々とダンスチューンを作っていたあの頃の感じ。あれを日本語で、やる、という。
そしてそんなシャムキャッツが辿りなおした日本語ネオアコ作品2作を聴いてみてぼくが感じるのは日本(語)のネオアコもこういう音楽になる可能性もあったんだよなあということです。
ジャパニーズネオアコ、もうちょっと優しい音楽であってもいいのでは?とここ数年モヤモヤと思い続けていたことをシャムキャッツがうまく形にしてくれたなあ、と、勝手に嬉しくなったのでした。
『Friends Again』と『このままがいいね』。この2作がジャパニーズネオアコのひとつの側面の名盤・定番としてこれから先語り継がれていったら、ちょっと素敵な未来になるんじゃないかな、と、ぼくは思っています。