SaToA、牧野ヨシ、たいくつ大統領
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SaToA / S.T. [NEW CD-R/JPN] 1200円
現在、東京のインディーシーンで最もイケてる、と言ってしまって良いであろうガールズバンドSaToAの、
ライヴ会場限定販売だった自主制作CD-R1stミニアルバムが当店でも買えるようになりました。
soundcloudにアップされて話題を呼んだ衝撃の名曲「Sprout」で始まって駆け抜けるように終わる最高にフレッシュでクールな全6曲。
1.Sprout
2.River Soul
3.Trees
4.Tegami
5.Imaasa
6.Lonely Place
SaToAの良さって一体なんなんだろうとずっと考えてるんですがうまく言えない。「Sprout」の、最後にもう一個曲がくっついたような美味しいメロディーを贅沢にてんこ盛りしたような構成とか、3人全員によるクールなユニゾンヴォーカルとか、似ているものがあまり見つからない・影響源が透けて見えてこない所にすごく惹かれているのは確か。なんなんだこの良さは?!
このアルバム、全曲好きだけど、いちばん気に入っているのが2曲目「River Soul」。この曲に若き日のカーティス・メイフィールドを感じてしまった自分に今日気付いて。ああ、SaToAやっぱ最高だなァ~となったのでした。(SaToA、モッズメイデイに出てほしいぜ)
River Soul
[audio:http://coconutsdisk.com/kichijoji/wp-content/uploads/2015/09/0925riversoul.mp3|titles=River Soul]
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牧野ヨシ / 野暮ったい服を着てどこへゆく [NEW CD/JPN] 2000円
牧野ヨシの音楽を初めて耳にしたのは今年の冬に吉祥寺キチムで開催されたラッキーオールドサンの『I’m so sorry,mom』のレコ発イベントの時。その会場でずっと流れていたのがこのアルバムのプロトタイプのCD-Rだったんですよね。
一聴してこれは70年代のジャパニーズフォークロックのレア盤だろうと。音像がどう聴いても70年代だし、でもはっぴいえんど、とか、銀河鉄道、とか、今までに聴いた事があるものではない。きっとこれは近年著しい自主盤発掘系のリイシュー盤か何かだろうと、そう思っていたんです。
後日訊いたら70年代ではなくて2015年の録音で、しかもその日のラッキーオールドサンのサポートベーシストのソロ音源だというんで驚いてしまった、というわけです。
URCとかベルウッドレーベルからリリースされていた70年代のロックやフォーク。あの音楽は70年代に生きた若者たちの音楽だったんだよな、って事を再確認させてくれるような、そして、そんな70年代のロックやフォークのレコードに限りなく近い音像と歌い方をする音楽が2015年に生きる若者たちの音楽足りえているという、稀有な・奇跡的なレコードがこの『野暮ったい服を着てどこへゆく』だと思う。
こんな事、相当のセンスと才能がなくっちゃ出来ない。すごいと思います。
ネバーベンド
[audio:http://coconutsdisk.com/kichijoji/wp-content/uploads/2015/09/0925neverbend.mp3|titles=ネバーベンド]
牧野ヨシにしろ、COPIESにしろ、田中ヤコブにしろ、家主にしろ、ラッキーオールドサン周辺の知られざる才能のひしめきあいっぷり、一体どうなっているんだ!!
※初回入荷分にはいい感じの”郵便はがき”付きます。
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さてさて、そんな注目すべき若き音楽家たちが一同に観れてしまうイベントが今週の日曜日=あさってに開催されます。
その名も「たいくつ大統領」!!!!!!!!
私も場内音楽係として花を添えます。ラッキーオールドサンとSaToAと牧野ヨシとシャムキャッツ夏目くんの音楽から連想したレコードの数々を不完全燃焼のまま終ってしまった今年の夏の終わりの寂しさとともに繋いでかけていく予定ですのでぜひぜひいらしてくださいませ。