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2006年06月18日

オールディーズ・リヴァイヴァル歌謡特集!

梅雨入り。レコード屋にとって辛い季節の始まりです。
気が滅入りそうなので、こんな誰も期待してない特集組んでウサら晴らししてみたくなりました。
いってみよー。

  ammy.jpg
   Ammy "Ammy" [LP] ¥3150
    日本コロムビア、'85年リリースの60'sガールグループ・イミテーション歌謡。
    しかもアルバム!

  namidano littlegirl.jpg gokigen party.jpg back to rock.jpg
   アイビー・シスターズ/トム&ザ・シャークス
         "涙のリトルガール/ごきげんパーティー'85" [7"] ¥2625
    横浜にあるオールディーズ専門ショップの老舗<バック・トゥ・ザ・ロック>
    のレーベルからリリースされた80's自主オールディーズ・リヴァイバルもの!
    A面はガールグループもの、B面はエレキインストもの。
    ハードソノシートという形体含め、しょぼさがたまりまセヴン。

  hara megumi.jpg
   原めぐみ "見つめあう恋/涙のメモリー" [7"] ¥2100
    ウォール・オブ・サウンド歌謡の大傑作シングル!
    A面はハ−マンズ・ハ−ミッツやカーペンターズでおなじみ60'sポップ名曲
    の日本語カヴァー、B面は沖山優司作の超・胸キュンなオリジナル曲。

  candy coconutsboys.jpg
   ココナッツ・ボーイズ "キャンディー" [7"] ¥1680
    両面ともアノ萩原健太さん作曲の素晴らしいシングル。
    A面はもろ、フォーシーズンズなハーモニー・ポップ、B面はサーフ!
    本作は彼等の1stシングルで、この後グループ名を<C.C.B.>と縮めて大スターになります。

  raspberry ave.jpg
   V.A. "RASPBERRY AVENUE" [LP] ¥1260
    アイヴィ−・シスターズ〜原めぐみ〜ココナッツ・ボーイズと御紹介してきましたが
    実はこの辺みんなほぼ同じスタッフによって作られてるんですよね。
    オールディーズ狂の大学生がレコード会社に就職しちゃって真面目に遊んでるって感
    じに心底憧れます。レコード会社に今、そんな余裕ないもんね〜。
    さて、本作はそんな彼等がやっていたミニFM局から派生して出来たレーベル
    <KIDS>のコンピ。先述のココナッツ・ボーイズほか、インスト路線のパイナップル
    ・ボーイズ、ガールもののオレンジ・シスターズ、立花マリなどレーベル所属アーティ
    ストのショウケース的一枚になってます。
    曲間に入るラジオプログラム仕立てのDJがまた、うれしはずかし80ズな感じで赤面!
    

  anatadake i love.jpg
   須藤薫 "あなただけI LOVE YOU" [7"] ¥1260
    この辺のジャンルでは忘れちゃ行けない&大パイオニアの大瀧詠一師匠。
    須藤薫へ書き下ろした(作詞も!)傑作ウォール・オブ・サウンド歌謡!
    スペクタ−、といってもジョージ・ハリスンを持ち出してくるあたりが
    さすが師匠。ドーナツ盤で聴くとまた格別ですな。

  do you remember me.jpg
   岡崎友紀 "Do You Remember Me" [LP] ¥2625
    70年代に大瀧さんと並んでオールディーズ・リヴァイヴァルなセンスを発揮していた
    プロデューサーとして忘れてはいけないのが加藤和彦さん。
    岡崎友紀に書いた"ドゥ・ユー・リメンバー・ミ−"が最も有名でしょうか。
    同曲をフィーチャ−した本アルバムはそんな加藤和彦の60'sポップ趣味が
    爆発している名盤。

  be my angel.jpg
   ちわきまゆみ "Be My Angel" [7"] ¥945
    加藤和彦のそんな仕事のなかからもう一枚。
    "ドゥ−・ユー・リメンバー・ミ−"再生産ポップ(笑)なかなりイイ曲。
    こっちの方がドラムがハル・ブレインしてる。


  lisa watasinokoi.jpg
   リサ "私の恋は自由型" [7"] ¥1260
    所謂「テクノ歌謡」というジャンルがありますが、このジャンルの範疇にある
    曲も結構オールディーズ的なネタが多いです。結局、裏にいたスタッフが加藤
    和彦さんや大瀧さんと同じ、ポップス世代が多かったからなんでしょうね。
    本作は井上大輔 作曲、鈴木慶一 アレンジによるサーフロック歌謡。
    歌ってるリサって人はこの曲のためだけ(?)に連れてこられたガイジンさん。
    ぎこちない日本語がエキゾチックで、慶一さん好み、っぽい。
    B面は鈴木博文さん作詞作曲によるこれまたすばらしいサマーポップ。
    このB面曲はCD『テクノ歌謡』には未収録だったので是非聴いて欲しいです。

  goodbye merseybeat.jpg
   ザ・グッバイ "マージ−ビートで抱きしめたい" [7"] ¥840
    最後はこれ。マージ−ビート歌謡の名曲です。
    当時は結構レトロ・ブームでこういうアプローチも多かったようです。

さて、いかがでしたか?
この辺の流れをもっとキッチリまとめて誰かファンジン作って下さい。凄く読みたいです。

あと、個人的に、<KIDS>レーベル音源を集大成したCDなんてどこか酔狂なレーベルがリリースしてくれないものかしら、なんてずっと思っています。
なんでも、当時未発表の音源が倉庫にたんまり眠っている、という噂ですから。ひとつ。

投稿者 coconutsdisk : 2006年06月18日 14:10

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